結婚生活に疲れたときの原因と対策は？夫婦円満に生活するコツ

【結婚生活に疲れた】よくある原因は？

家事・育児の分担が上手くできない、自分1人の時間が取れないなど、結婚生活に疲れてしまう理由はいくつかあります。まずは疲れてしまう原因について説明していきましょう。

家事・育児の分担ができていないから

よく問題に上がるのは家事・育児の分担ができていないこと。夫婦になったからには生活を分担してどちらかに負担がかかるのを避けなければなりません。しかし、未だに男性の中には「家事は女性がするもの」と思っている人が少なからずいます。

育児に関しても同様で、おむつを変えたりお風呂に入れたりする作業を「手伝う」と表現する男性が多いのも、自分の仕事ではないという意識から来るものでしょう。父親なら育児をするのは当然です。そういった意識を変えることから始めないといけません。

家事と育児についてのルールは厳しいくらいに決めておいた方が良いでしょう。あなたばかりが家事・育児を負担するような生活では疲れてしまいます。

自分1人の時間がとれないから

自分1人の時間が取れないことからストレスがたまる場合もあるでしょう。特に共働きの場合は、仕事から帰ってきて家事をして眠る生活が続くと、ストレスを発散する場面がありません。

休日でも夫が動かない場合は休みがない状況になってしまいます。そんな生活は長くは続かず、いつか限界を迎えるでしょう。

夫ばかり遊びや飲みにいっていたらなおさらストレスになります。夫と話し合ってあなたの時間を確保するようにしてみてください。時間を作るためには先ほど説明した家事・育児の分担が重要です。

夫婦で価値観が違うから

価値観が合わずちょっとしたことで喧嘩になることもあります。自分にない感性や価値観が魅力的に見えて結婚したけど、一緒に生活していくうちに気持ちがすれ違うケースです。

例えば、育児の方針の違いやお金の使い方などでずれが生じると疲れる原因になります。価値観はそうそう変わるものではありません。そのため、どちらかが我慢を強いられることがほとんどです。

また、夫があなたに合わせていたパターンもあります。結婚当初から比べて会話が減ってきて、険悪なムードになることが多くなったと感じたら危険です。どちらにせよ価値観のずれは致命的な問題に発展しがちなので、早めに対処することをおすすめします。

お金がなく生活に余裕がないから

あなたが自由に使えるお金がないと、不満がたまり疲れてしまうものです。お小遣いが少ないならまだしも、生活が厳しい場合は贅沢を言うことすらできません。金銭的に辛くなる理由は、結婚すると独身時代より出費が増えるからです。

しかし、働きに出てお金を稼ごうと思っても、夫が家事をしない場合は休日も忙しい状況になります。結果として家事・育児に追われてしまい、世帯収入が増えず苦しくなってしまう。

特に夫がギャンブルが好きだったり浪費癖があったりすると、結婚生活が嫌になるでしょう。お金の使い方は夫婦でよく話し合うのが重要です。

パートナーの家族との付き合いが大変だから

姑との付き合いがストレスに感じる場合もあります。特に同居をしている場合は、常に姑と会話する機会があるので、気を使って疲れることが多いでしょう。できれば適度な距離を保って欲しいものです。

また、パートナーの家族がイベント好きだとさらに疲れる原因に。母の日や父の日の食事会、家族全員での旅行などが頻発すると、心が休まることがありません。常にパートナーの家族に気を使わなければならないからです。

特に子供ができると姑をはじめとした家族は会いたがるため、毎週末実家に行かないといけなくて疲れてしまう場合もあります。

毎日の生活に変化がないから

毎日、家事・育児の繰り返しで生活に変化がなく疲れてしまうことも。専業主婦の方に多い悩みです。外に出るのはスーパーの買い物だけなんて状況だと気が滅入ってしまいます。

夫は毎日仕事で忙しくしているので、あなたの辛さに気づいてくれないことがほとんど。しかも恐ろしいことに、何もしなければ結婚後ずっとこの変化のない生活が続きます。

将来に希望を持てないと憂うつになるので、なるべく新しいことに挑戦するようにしましょう。ジムに通ってみたり、習い事を始めてみるなどがおすすめです。とにかく毎日の生活に変化をつけることを意識してみてください。

DVやモラハラがあるから

度を超えて夫に怒られたり、暴力があったりするとストレスが溜まってしまいます。また、暴力はなくても「専業主婦だから家事を完璧にしろ」といった圧力をかけてくるモラハラ夫の場合も同様です。

一生のパートナーである夫が自分に危害を加えてくるとなると、この先が不安になります。結婚生活が毎日辛いものになってしまうでしょう。

価値観の違いや親族との付き合いがストレスといった理由はさまざまな方法で対処ができますが、DVやモラハラに関してはあなたが危険になるもの。そのためできるだけ早く離婚を検討してください。自分の身は自分で守るのが重要です。

結婚生活に疲れたときの対策

家族から離れてみたり、休日を有意義に過ごしてみたりと結婚生活に疲れたときの対処法はいくつかあります。そこで、具体的な対処法を4つまとめました。

家庭から離れてみる

まずは実家に帰ってみたり、旅行に行ってみたりして家庭から離れてみましょう。自分の精神を落ち着けて、リフレッシュしてみてください。すると家庭のモヤモヤも多少はマシになります。

また、夫はあなたがいることを当たり前と思っている場合がほとんどです。そこで、妻がいないと家庭がどうなるかを身を持って理解してもらいましょう。あなたがいなければ家事が上手く回らないことを知れば少しはあなたに対する態度も変わるはず。

1人の時間を作ると自分の気持ちがリセットできると共に、夫の意識を変えることが可能なので、ぜひ一度家庭から離れてみてください。

休日を有意義に過ごす

休日を趣味や外出など自分のために使ってみるのも大事。普段家事・育児に追われているとついつい自分のやりたいことを後回しにしてしまいがちです。ただ、その状況が続くとストレスが蓄積してしまいます。

そこで、思いっきり休日を満喫してみましょう。スポーツや映画を楽しんだり、まったりカフェでコーヒーを飲んだりしてみてください。友達とカラオケもいいでしょう。

ストレスを適度に発散できれば、夫の態度にも余裕を持って接することができるようになります。夫婦円満のためにも外出は重要です。

お互いの不満をさらけ出す

基本的にストレスで疲れてしまう原因はすれ違いや価値観の違いです。そういった意識のずれを修正できれば、結婚生活は円満なものになるでしょう。そこで重要なのは、互いの不満をさらけ出すこと。

最初は怖いと思うかもしれませんが、勇気を持って言葉にしてみましょう。意外にも理解してもらえて、夫婦仲が改善するかもしれません。

ただ、話すときは感情的にならず、相手の主張をしっかり聞くことを徹底してください。自分の意見ばかりぶつけるとパートナーが話を聞いてくれなくなる場合もあるからです。じっくり話しあって、不満を潰していきましょう。

気の置けない友人に話す

友人に話してストレス発散をするのも効果的です。自分1人で抱え込むとどんどん悪い方向に考えてしまいがちですが、友人に相談することで思いがけないアイデアを出してもらえることも。

問題が直接解決できなかったとしても話すだけで精神的にずいぶんマシになるでしょう。友達と話して気持ちをスッキリさせることで、元気に家庭に戻ることができます。

結婚生活に疲れない夫婦円満の秘訣

日常の挨拶を大切にしたり、笑顔をキープしたりと夫婦円満になる方法を実践すれば、結婚生活に疲れることも減ります。夫婦円満になる秘訣をまとめました。

日常の挨拶を大切にする

「おはよう」「おやすみ」「ただいま」「おかえり」などの挨拶を大切にしましょう。たかが挨拶と思われるかもしれませんが、会話のきっかけは挨拶です。夫婦だからと恥ずかしがったり面倒がったりせず、毎日ちゃんとすることをおすすめします。

挨拶をきっかけに一日のうちに必ず会話する機会を設けるのも大切。少しでも会話をすれば、パートナーが今何を考えているか分かるきっかけになるからです。夫婦円満になりたいなら、挨拶と会話を徹底しましょう。

笑顔を忘れず柔らかい口調で話す

無表情で接するのではなく、笑顔を忘れずに柔らかい口調で話すように意識してみだください。明るい顔で話しかけられると自然と相手も笑顔になります。2人が笑顔になるだけで空気が明るく変わるので、笑顔を意識的にしてみましょう。

また、どんな口調で話すのかも大切です。ストレスが溜まっているからといって、攻撃的な口調で話せば喧嘩になってしまいがち。常に柔らかい口調で会話するようにしてください。笑顔と柔らかい口調を徹底すれば、パートナーも同様の態度で返してくれるでしょう。

ささいなことでも感謝の言葉を伝える

ささいなことでも「ありがとう」の気持ちを伝えてください。夫婦として長く生活しているとだんだん当たり前に思えてきます。しかし夫婦といえど元は他人の2人の間に「当たり前」は存在しません。

そのため、どんなに小さなことでも感謝の言葉を忘れずにいましょう。「ありがとう」が家庭内にあふれると、とても明るい雰囲気になります。少しおおげさにでも構いませんので、感謝をパートナーに伝えることを徹底すると夫婦円満に近づけるでしょう。

2人だけの時間を作る

共働きや育児で忙しくても、月1回は2人でデートをするなど、2人だけの時間を作ることをおすすめします。特に子供ができると父親・母親という意識が強くなり、相手を異性とみることが少なくなりますよね。

機会を伺って時間を作り、デートをすることで結婚前の気持ちを思い出せるはず。新鮮な思いでもう一度接するようにすると、マンネリしなくなります。

自分1人だけの時間を作る

また、自分だけの時間を作るのも大切。互いに1人の人間として尊重するようにしましょう。過干渉は相手にストレスを溜めてしまうものなので、適度な距離感を意識してください。

2人で過ごす時間も大切ですが、時には1人の時間を作り、ストレス発散する場を用意するのも効果的。1人の時間を作ることで逆に2人で過ごしたいと思えるものでもあります。

誕生日や記念日を大切にする

誕生日や記念日を何歳になってもおろそかにしないことが大事です。ついつい、忙しくて忘れがちですが、付き合った頃や結婚した頃の気持ちを時々思い出すのも夫婦円満の秘訣。

思い出の場所に2人きりで行ってみたり、多忙で外に出れないなら自宅でちょっと豪華なディナーを楽しんだりするのもおすすめです。記念日を意識するだけでも夫婦仲は素敵なものに変わってきます。熟年になっても互いの誕生日や結婚記念日を祝える関係を目指して、一年に数回のお祝いを欠かさず行いましょう。

結婚生活に疲れたときの離婚は最終手段

結婚生活に疲れた場合、頭をよぎるのは離婚です。ただ、離婚はあくまで最終手段。特に子供がいるなら経済的にも離婚はなるべくしない方が良いものです。離婚をすると色々な負担が自分や子供にかかってくることは知っておきましょう。

結婚生活に疲れてしまったとき、まず考えるべきは状況の改善です。2人で話し合ったり適度にストレスを発散したりして、なんとか夫婦の仲を元に戻す方法を考えてください。それでも改善できない、DVやモラハラが止まらない場合は離婚を考えるといった順序です。

ただし、自分の身に危険が及ぶ場合はすぐに離婚を検討するべきなので注意してください。

まとめ：男女で結婚生活に対する感じ方は違う

結婚生活はときに疲れてしまうものです。疲れる原因は男女で結婚生活に対する感じ方が違うから。そういった問題を2人で相談して一つずつ潰していけば、2人の仲をもう一度良いものにできるでしょう。また、夫婦円満のコツは感謝の言葉を伝えたり、2人だけでデートをしてみたりと普段から互いを大切にすることです。

ただし、どんなに話し合っても夫婦仲が改善されない場合やDV・モラハラがおさまらないときは離婚を検討しましょう。自分に危険が及ばない範囲で夫婦仲を良くできるように、この記事で提案した対策をぜひ試してみてください。