結婚に失敗した？離婚を考える前にあなたに知って欲しいこと

旦那との結婚に失敗したと感じる瞬間10選

おそらく、多くの女性が交際中に幸せな結婚生活を思い描いていることでしょう。首を長くして待っていたプロポーズを受けたときは、幸せの絶頂ともいえる瞬間だったはずです。それなのに、気づけば理想の結婚生活とは程遠い状態になっていることもあります。この結婚は失敗だったと感じてしまう瞬間は、どんなときなのでしょうか？

お互いの生活の価値観が合わない

価値観とは、物事に対する考え方や行動に関する優先順位の決め方です。これらが結婚後に合わずに、結婚生活が上手くいかない夫婦もいます。例えばお金の使い方や日常生活で大切にしていること。また、仕事や家事、趣味や夫婦での過ごし方など、どのように時間を使うかなども価値観の相違が現れるでしょう。

価値観は、お互いの育ってきた家庭環境や、人生経験、友人関係など、さまざまなものに左右されます。結婚してから初めて気づいた彼の考え方・行動理念もあるでしょう。こうしたものが理解できない、自分と合わないと感じたとき結婚が失敗だったと感じることがあるようです。

生活リズムのズレに耐えられない

夫婦とはいえ、元は赤の他人。育ってきた家庭も違えば、頑張ってきた仕事、体調の変化も違います。そんな2人の「生活リズム」が異なっていたとしても不思議ではありません。

生活リズムのズレが、あまりにも大きかった場合、結婚が失敗だったと感じることがあります。例えば、朝起きる時間や夜寝る時間。休日の過ごし方や買い物にかける時間、食事のタイミングなど、生活リズムのズレはあらゆるところで不満の種になり得ます。

旦那の暴力がひどい

ドメスティックバイオレンス（DV）は、社会的な問題にもなっています。すぐに暴力をふるう人と、好んで結婚することはあまりないでしょう。しかし、結婚後に怒りっぽくなり、些細なことで暴力をふるうようになった経験は数多く聞かれます。

このような旦那の暴力がひどいと、結婚が失敗だったと考えてしまうのも無理はないでしょう。身体的な暴力だけでなく、言葉による暴力、いわゆるモラルハラスメント（モラハラ）などがあっても深刻な問題です。身体的にも精神的にも苦痛を強いられる結婚生活は、成功しているとはいえないでしょう。

些細なことでの喧嘩が多い

喧嘩をしない夫婦は稀でしょう。どの程度の喧嘩になるかは人それぞれですが、結婚が失敗だったと感じる人は、ごく小さなことでも喧嘩になってしまう状況にあります。例えば物の置き方や洗濯物の出し方、料理の好みや就寝前のちょっとした言動など。

一つひとつを見れば、ちょっとした一言や話し合いで解決できそうなものですが、上手くいっていない夫婦は、それ以外にもイライラする原因が山積しています。常に我慢の限界という状態で生活していると、些細なことでの喧嘩が頻発するようになり、この人との結婚は失敗だったと感じてしまうようです。

旦那が子育てや家事を手伝ってくれない

結婚生活で大きな問題になるのが、家事・育児の問題です。男女が平等にこなすべきだという価値観は広まりつつありますが、積極的に家事・育児を担おうとする男性が少ないのは、悲しい現実かもしれません。言えばやってくれるけど、言わないとやらない。そんな旦那も多いようです。

家事だけならば、自分のペースで調整が可能なので、旦那が手伝ってくれないことが多くても、なんとかやりくりできるかもしれませんが、大変なのは育児でしょう。

子供が生まれると、子供が生活の中心になります。そこに旦那の身勝手な生活がプラスされると、奥さんが家事育児に忙殺される毎日となり、結婚が失敗だったと感じてしまうようです。

旦那の稼ぎに不満がある

結婚生活にはお金がかかります。おそらく、多くの人が2人以上のお金がかかると実感されるのではないでしょうか。その上、普段の家計管理を任されているとなると、毎月お金の心配をしなければならない奥さんも少なくないはず。

自分たち2人だけならまだしも、これから育てていかなければならない子供がいるなら、なおさら心配は尽きません。そんな不安が積もってくると、旦那の稼ぎに不満が出てくることもあるようです。

また、思い描いていた結婚生活に比べて、かなりの倹約生活を強いられる状況であれば、子供がいない2人であっても、結婚が失敗だったと感じてしまうかもしれません。

旦那から愛されていると感じられなくなった

結婚生活には、時間やお金以上に、優しい愛情が必要となります。ちょっとした気遣いの一言や、体調が悪いときにサッと行動してくれる優しさなどが、結婚生活には不可欠です。しかし、交際中に感じていたはずの愛情すら、今ではすっかり感じなくなってしまった奥さんは少なくありません。

結婚生活での愛情には、男女間の愛情だけでなく、家族としての愛情や、パートナーとしての友情関係も必要になってきます。また、それらは時間や経験をかけ、2人で育てていく必要があるのですが、旦那さんにその気がないと、愛情は薄れていくばかり。そんなとき、この結婚が失敗だったと感じてしまうことがあるようです。

旦那とセックスレスになった

結婚生活では、互いを求め、必要としていることを心と体で感じ合える時間も必要です。結婚後は、性的欲求を満たしてくれるのは基本的に配偶者のみとなります。しかし、その肝心の旦那が自分を求めてくれない、あるいは、求めても応じてくれないとなると、妻の不満は溜まっていくことになるでしょう。

そうなると、性的欲求不満という身体的な問題だけではなく、愛されていない、求められていない、必要とされていないという精神的な苦痛や寂しさも無視できない大きさになっていきます。こうした寂しさや不満は、不倫につながることもあるため、セックスレスは単なる性的な不満にとどまらず、夫婦の基本的な人間関係を破壊してしまうリスクも孕んでいるのです。

義両親との関係性が悪い

結婚することは、家族になること。多くの場合、旦那の両親・実家とのお付き合いも必要になります。もちろん、旦那の家族が良い人ばかりであれば、結婚生活はより幸せなものになりますが、義両親がひとクセもふたクセもある人だと、仲良くするのが難しい場合も。

特に、「嫁姑関係」というのは、昔から難しいものになることが多く、結婚生活を送る上で、大きな悩みの種になることが少なくありません。過干渉であったり、度を越えた世話や礼儀を求められたり、夫婦の在り方に関する価値観が大きく異なることがあると、結婚が失敗だったと感じることがあるようです。

旦那の不倫が発覚した

浮気や不倫は、結婚が失敗だったと感じる最も大きな一撃となります。特別な関係が、旦那の裏切りにより特別ではなくなってしまうわけですから、結婚関係を根底から破壊されたような気分になることでしょう。修復が可能な場合もありますが、一度生理的に無理だと感じた場合は、修復が不可能になってしまう女性も少なくありません。

すでに子供がいる場合は、さらに難しい状況になります。子供のためには離婚は避けたいけれども、一度浮気や不倫をした旦那を、以前のようには愛せない。それでも、子供のためにはいい夫婦・両親でいなければならないという板挟みになってしまうことも。

そんな苦悩を抱えながら毎日を送っていると、結婚が失敗だったと感じるのも無理はないでしょう。

「結婚に失敗した」と後悔しないためには？

結婚は、もともと他人だった2人が家族になることです。家族と全く喧嘩をしなかった人は多くはいないでしょう。赤の他人だった彼と結婚するならば、いろいろな場面で意見が合わないことや、すれ違いがあることは必須。そうであったとしても、結婚が失敗だったと後悔しないために、結婚前からできることがあります。

我慢していることを相手に伝える

たった一つの不満であれば、グッと飲み込んで我慢をしてしまう方も多いでしょう。というのも、その一つの不満だけでイラッとしているために、そのことで口論になってしまえば、余計にイライラしてしまうことは、容易に予想できるからです。それなら、何も言わずに自分だけで対処したほうがマシだと考えてしまうかもしれません。

しかし、我慢は積もりに積もって爆発しやすいものですし、ハッキリ言わなければ気づかない人も少なくありません。「もう少しこうして欲しい」という出来事があれば、なるべく早くそれを伝えてください。

不満に感じている感情をぶつけるのではなく、「何をして欲しいか」「してくれたらどう嬉しいか」を、シンプルに伝えることで、男性も聞き入れやすくなるでしょう。

相手の両親と仲良くしておく

形式的にではあるものの、義両親とは家族になります。ふさわしい敬意と感謝を定期的に伝えることは、義両親との関係をよくするうえで役立つでしょう。また、自分たち夫婦との距離感を上手に調整することも大切です。これは、結婚が決まった後、なるべく早く話し合う必要があるかもしれません。

また、嫁である自分から一方的に、というのではなく、大切なことは旦那さんと一緒に伝えるようにするのはいかがでしょうか。息子である旦那の意見ならば、他意を感じることなく受け取ってもらえるでしょう。義両親との仲を上手に保っておくことも、結婚を成功させる上で欠かせないポイントかもしれません。

結婚前に同棲をする

一緒に暮らし見てなければわからないこともあります。代表的なのは、食生活や就寝・起床の習慣など。例えば、「イビキ」が予想以上に大きかったことは、同棲してみて初めて発覚することが少なくありません。結婚するにあたって、事前に対策が必要なことが浮き彫りになるのは、同棲生活の大きなメリットといえるでしょう。

ただし、「なんとなく同棲」してしまうことで、結婚の必要性を見失ってしまったり、本来話し合うべき問題をスルーしてしまったりすることもあり得ます。こうした問題は、後々結婚生活での不満につながることがあるので、目標や期間を決めることが大切です。

結婚前に相手と軽い喧嘩をしておく

できる限り喧嘩はしたくないはず。しかし、「相手を知る」という意味では、多少の喧嘩をしておくのは、メリットがあると言えるかもしれません。そのメリットの一つとして、暴言・暴力がないかをチェックできる、というものがあります。

気分を害されたとしても、冷静に話し合う人なのか。それとも、自分の思い通りにいかないと、すぐにイライラして、人や物に当たる人なのか。これを見極めることで、結婚後に失敗だったと感じずに済む場合があります。矯正が可能なら、その点を直して欲しいとお願いできるかもしれません。

相手の価値観を知っておく

結婚生活では何が大切と思っているのか。友人関係や、生きていくうえで大切にしておくべきものは何なのか。そうした「価値観」に関するすり合わせも、十分にしておくと良いでしょう。価値観は、状況や気分によっても変化することがあります。

余裕があるときは大切にしてくれても、焦っていたり、忙しいときには蔑ろにされたりすることがあるかもしれません。そのため、価値観は何度でも確認する必要があります。いろいろな状況を想定し、相手の考え方をよく聞きましょう。「きっとこんな良い人に違いない」という理想でごまかさないことも大切です。

相手の金銭感覚を知っておく

結婚生活にはお金のやりくりが欠かせない課題になってきます。必要と考えている収入はどのくらいなのか。貯金の習慣はあるのか。普段の食生活にかける費用や、趣味に費やしていい範囲など、金銭感覚に関して意見を交換しておくべき項目はたくさんあります。

事務的な作業のように確認されると、相手の男性も不快に感じるかもしれません。いつもしている会話の中で、何気なく質問し、少しずつ相手の金銭感覚を知り、自分の金銭感覚も伝えていきましょう。また、彼の身なりや持ち物、お部屋などを確認して、彼が自分で言っている金銭感覚と調和しているかどうかも要チェックです。

結婚に後悔したと思ったらすぐに離婚した方がいい？

交際中は、理想の結婚生活を思い描いてしまうものです。実際に結婚生活がスタートすると、理想とは違う現実にたくさん直面するので、がっかりしてしまうことが多いでしょう。イライラしたり、ストレスがたまったりしてしまう結婚生活なら、離婚がベストな選択に感じるかもしれません。離婚という重大な決定を下す前に、できることはあるのでしょうか。

自分の本当の気持ちを確かめよう

まずは、冷静に自分の気持ちを見つめ直すことが必要です。不満を感じていることが多いと、まず、そのストレスから解放されたいという気持ちが一番大きくなっている可能性があります。その一番の方法が「旦那から離れる＝離婚する」という考えに至っているのかもしれません。

しかし、本心はどうですか？本当なら、この人と幸せな結婚生活を送りたいと願っているのではないでしょうか。問題さえ解決できれば、以前のように幸せだと感じられる日々を送れるかもしれません。そのためにできることがあるなら、チャレンジしてみたいと思いませんか？

早急に離婚を考える前に、1人になれる場所に行き、少し時間をかけて、自分の本当の気持ちや願いを見つめ直してみると良いでしょう。

友人や家族に相談してみる

結婚生活は限られた空間内でのことです。なので、考え方や視野が狭くなっている可能性も否めません。不満に感じることが増えてきたときは、友人や家族に相談してみるのはいかがでしょうか。結婚生活の当人である自分とは違う目線での意見を聞けば、気づかなかったことに気づくかもしれません。

ときには、自分では思いつかなかったような提案をもらえたり、気づいていなかった感謝できるポイントに気づかせてもらえたりするかもしれません。そうした違う目線での一言が、結婚生活を修復するターニングポイントになることもあります。

旦那ときちんと話し合ってみる

結婚生活の基本は、旦那との1対1の関係です。仕事が忙しかったり、普段の家事・育児で忙殺されていたりすると、2人でゆっくり話し合う時間がどんどん削られていくでしょう。気づけば、お互いの不満ばかり言い合って、2人でゆっくり話し合うことをしていなかった、という夫婦は少なくありません。

最近ゆっくり話し合ってないことに気づいたなら、和やかな雰囲気で、旦那さんに声をかけてみるのはいかがでしょうか。可能であれば、2人だけで、自然豊かな落ち着いた場所へ行って、話し合ってみるのがいいでしょう。気分を変えて、落ち着いて話し合うと、意外なほど相互理解が深まることもあります。

旦那のダメな部分を受け入れてみる

旦那さんも完璧な人間になることはできません。努力をしたとしても、改善しきれないポイントがいくつかあるでしょう。家の中で毎日一緒にいると、ついつい旦那のイヤところばかり目について「アレもしてくれないし、コレもダメ！」となってしまいがちです。

しかし、旦那さんにも長所があれば短所があるはず。いいところがあるなら素直に認め、ある程度いくつかの短所が改善できたなら、いくつかの改善されないポイントは諦めて受け入れることも必要です。そうすれば、「できない」「してくれない」という不満ではなく、「こういう人」として受け止めることができ、不満には感じなくなるかもしれません。

もしも離婚を考えたときにすべきこと

自分なりにあれこれ努力し、手を尽くし、何度も話し合いを重ねたものの、結局離婚しか残っていないように感じることがあるかもしれません。離婚は人生における重大な決定です。1人で進めてしまわず、話すべき人としっかり話しておく必要もあります。

両親に離婚の旨を伝える

親ならば、自分の子供が幸せな結婚生活を送って欲しいと願っているでしょう。きっと、結婚式では、我が子と過ごしたこれまでの日々を思い出しながら、より一層その気持ちが強くなったはずです。残念ではありますが、そんな両親に離婚をする運びになったことは、きちんと報告するようにしましょう。

曖昧な言い方だと、両親は迷っていると考え、考え直すよう説得してくるかもしれません。安易にそう決めたわけではないことや、そこまでの経緯、話し合ったことや努力したことも丁寧に説明し、自分の意思が固いことも強調してください。また、これからどうするつもりなのか、どんなところでサポートして欲しいのかも話せば、両親も少しは安心してくれるでしょう。

旦那と話し合いの場を儲ける

離婚は決して明るい気持ちになれる話題ではありません。2人の関係にけじめをつけたり、法的な手続きを円滑に進めたりする上でも、旦那さんと話し合う必要があるでしょう。もし、もともと険悪な雰囲気で、冷静な話し合いが難しいと感じる場合は、何を話すかを事前に告げておき、感情を入れずに淡々と話すほうがよいかもしれません。

また、お腹が空いているとイライラしやすいものです。できるなら、休日の食後など、落ち着いて話しやすい時間帯を選ぶといった工夫もしてみましょう。

話し合いに応じない場合は弁護士に頼んでみる

すでに別居状態であったり、旦那さんが話し合いに応じてくれなかったり、DVなどの被害を受けていて、会って相談するのが難しい場合は、弁護士を通して離婚手続きを進めることができます。相談所や電話、アプリなど、さまざまな手段で弁護士事務所に依頼することができますが、費用がどの程度かかるは、事前にしっかりチェックしておきましょう。

相手の浮気や不倫が原因であったり、適切な夫婦としての関係構築を怠っていたりした場合は、慰謝料請求なども絡んでくるため、話し合いができる状態であっても、弁護士を頼るようにしてください。

まとめ：結婚に失敗するもしないも自分次第

思い描いていた結婚生活とかけ離れていることや、結婚後に相手の言動が変わってしまうことで、結婚が失敗だったと感じてしまうかもしれません。結婚を失敗させないためにも、交際中にお互いの性格や価値観をよくすり合わせ、いろいろな状況を想定しながら、じっくり話し合っておきましょう。

また、上手くいかないことがあったとしても、すべてを相手のせいにせず、旦那さんと話し合うことや、行動してもらうための工夫など、今の自分にできることを考えてみてください。

結婚までできたということは、あなたにとって特別な人であることは間違いありません。その縁を今一度大切に考えて、幸せを強く願い行動するなら、活路が見い出せるかもしれません。