結婚を望んでいる方にとって、婚活パーティーは大切な出会いのチャンス。いい人が見つかったなら、仲を深めていきたいですよね。しかし、婚活パーティーでカップリングが成立しても、なかなかお互いの距離が縮まらない。あるいは、デートはできたものの、その後が長続きしない、という方も少なくないようです。
婚活パーティーで知り合った後は、親密になりたい気持ちを積極的に伝えつつも、焦らずじっくり相手のことを知る姿勢も大切。この記事では、婚活パーティーでの出会いを最大限に活かし、結婚に至るために大切なポイントを、段階ごとにご紹介していきます。本気で結婚相手をお探しの方は、ぜひ目を通してみてください。
その後につなげる婚活パーティー当日のポイント
婚活パーティーは、結婚相手を探す人が集まるパーティーです。つまり、パーティーに出席している人たちは、同性全員がライバルでもあり、異性全員が彼氏候補・旦那候補とも言えます。将来の幸せを手に入れるために、婚活パーティー当日のポイントを押さえておきましょう。
婚活パーティー当日にやるべきこと
「婚活パーティー」と聞くと、出会いや交際相手を求めている人が集まっているため、出席すればカップルがたくさん誕生するイメージがあるかもしれません。しかし、婚活パーティーでカップリングした相手と交際までたどり着ける確率は10%~20%と言われています。意外に低いと思われませんか?
その理由は、「ちょっと気になる」「いい人かも」止まりで、結局進展しなかったというケースがほとんどだからです。つまり、交際に結びつけるために大切なのは、婚活パーティー当日、気になった人には即アプローチをするということ。その場で連絡先を交換し、パーティー後に連絡をすることはもちろん、その場でデートに誘うほどのスピードが大切です。
婚活パーティー当日の会話のコツ
婚活パーティーでは、全員が「いい相手」を探しているとはいえ、なにもせず自分が「いいな」と思う人の「いい相手」になれるわけではありません。相手の心を掴むためには、楽しく自分に興味を持ってもらえる会話ができることが欠かせません。
婚活パーティー当日の会話は、いくらか緊張してぎこちなくなってしまいがちですが、「面白い話をしないと」という焦りは禁物。まずは、安心して会話できるという印象を与えましょう。最初は、ちょっとした自己紹介や、プライベートに踏み込まない程度の質問から。たとえば、好きな季節や食べ物、身に付けているものから、好きな色やブランドの話はいかがでしょうか。
カップリング成立直後に注意するポイント
婚活パーティーで良い感触を感じ、お互いが合意したならば、「カップル成立」となりますが、まだまだゴールではありません。これからもっとお互いのことを知り合い、気持ちを確かめ合っていくためのスタートラインに過ぎないことを覚えておきましょう。
特に注意したいのは、「自分が思っているほど、相手が惚れこんでいるわけではない」というケース。カップル成立は、あくまでも「好きになれる可能性がある人」と捉えているのかもしれません。自分としては絶対に手放したくない相手だとしても、必死になりすぎて、相手にプレッシャーを与えるような言動をしてしまわないよう注意しましょう。
婚活パーティー当日のデートが大事
婚活パーティーで相手の心を射止めるにはスピードが大切。できる限り、婚活パーティー当日、パーティーが終わった後にデートをするようにしましょう。もちろん、凝ったデートにする必要はありません 。相手を楽しませるというよりも、「もっとあなたのことを知りたい」という気持ちが本気であると伝えることが目的です。
また、婚活パーティーでは他の人たちの目もあるため、多少緊張したり、気持ちが張ったりするもの。パーティーが終わって、ふたりだけで会話をする時間は、リラックスできるため、お互いの本当の姿や雰囲気が見えてくるはずです。惹かれ合ったふたりが、お互いをもっと魅力的に感じられる効果もあるでしょう。
婚活パーティー当日中にデートができない場合
もし、当日中にデートができない場合でも、「本気であなたのことを知りたい」という気持ちをアピールすることで、相手からの興味や行為を引き寄せることはできます。たとえば、相手の好きものや、自分の趣味などに合わせて、一緒に行ってみたい場所などを話題にすることもできるでしょう。
もう少し現実的な話をするなら、好きな食べ物や知っているおすすめのお店などを教え合い、食事やお茶などに行く予定を話し合ってみてください。「今度」や「今月空いている日があれば」など、曖昧な約束ではなく、できる限り具体的な日時を決めておきましょう。なにより、「一緒に行きたい」という気持ちを伝えることが大切です。
カップル成立後に感じる不安
積極性が大切なのはわかるし、カップル成立ができたことは嬉しいけど……。やっぱり今後の関係が上手く発展するかどうかは不安、という方は多いようです。たとえば、婚活パーティーではいい雰囲気で話ができていたのに、いざ「カップル」「恋人」「彼氏・彼女」という関係性を意識すると、会話がぎこちなくなったり、連絡の呼吸が合わなくなったりすることも。
そうなってしまう原因は、相手のことをまだまだよく知らないゆえに、相手がどう感じるのかが不安であること。また、嫌われないために、自分の言動に対して正解を探してしまうことなどでしょう。せっかく掴めそうな結婚への道。これを手放したくないというプレッシャーが、逆に不安を大きくしてしまっていることがあるかもしれませんね。
カップリングした相手の印象ごとにポイントを解説
ここからは、カップリングした相手と上手にコミュニケーションをして、さらに親密度や信頼感を高めていく方法をご紹介します。ケースバイケースで、どんな言動がベターかも変わってくるでしょう。大切なポイントをシンプルにまとめてみました。
相手が自分のタイプでその後も関係を進めたい場合
「この人とお付き合いをしたい!」「旦那さんになってくれたら素敵……」。そんなふうに思えるほどタイプの人を見つけたなら、ぜひ、関係を深めて恋を進展させていきたいですよね。しかし、そういう人を見つけたときこそ、焦らずじっくり時間をかけることが大切。まずは、相手について知っていることを増やしていき、理性的に適切距離感を保って仲良くなっていきましょう。
その一方で、他の男性ともコミュニケーションをとっておくのもおすすめ。本当に「この人しかいない!」と思えるのかどうかを確かめることができます。また、考え方や価値観の違う男性と会話をすることで、違った角度から本命の男性を見ることもできるため、盲目的な恋になってしまうのを避けることができるでしょう。
自分の理想ではないが悪くない印象だった場合
「ん~……理想とはちょっと違うけど、いい感じの人かも!」。そんなお相手を見つけたときは、婚活中だからといって焦ったり、妥協したりせず、自分に合うかを冷静に分析することに努めましょう。まだまだ相手の良いところ、悪いところも知らない状態のため、今持っている印象「仮」状態のはずです。
とりあえずデートを重ね、交際は続けながら、相手の内面分析を継続してみてください。もしかすると、最初思っていたより良い人かもしれませんし、しばらくお付き合いをしていても、惹かれる要素が見当たらないかもしれません。ある程度期間を決めておき、時期がきたら関係にケジメをつけるのがおすすめです。
理想の相手とは少し違う
「お世辞にもタイプとはいえないけど、デートくらいはいいかな……」と思えるようなら、あまりダラダラした関係を続けないように注意してください。「理想ではないけど、とりあえず寂しさは埋めてもらえる」というのが、婚活中に陥りやすい罠。結局、寂しさを感じ亡くなった後に上積みされる要素がないため、いずれ不満のほうが多くなっていくでしょう。
自分の中で、「〇回デートをして、惹かれるポイントがないなら終わり」といった目安をはっきり決めておくのがおすすめです。その際、「どういう人はアウトか」というのも、自分の婚活データに入れておくと、今後相手を見極める際に役立つでしょう。
婚活パーティーその後のデートまでにやること
婚活パーティー後にデートを誘うなど、積極的な行動は大切です。その際、パーティー後からデートまでの言動で、大切なポイントもいくつか押さえておきましょう。ただデートの日が来るまでぼんやりと待っているだけでは、もったないかもしれませんよ!
デート当日までにメッセージをやりとりする
婚活パーティー後は、交換した連絡先を有効活用しましょう。なるべく早くメッセージを送ることが大切です。とはいえ、メッセージを送る頻度や、文章量には要注意。特に、男性の中には「伝える要件があるときに送る」という意識を持っている人もいます。そういう人に、世間話のような内容をたくさん送ってしまうと、好感度を得るのは難しくなってくるでしょう。
もちろん、そうしたやりとりが好きな男性もいます。婚活パーティー中に、相手がどんな人なのか、しっかり情報を集めておきましょう。相手に合わせて、どんなメッセージをどんな頻度で送るかを見極めてください。仲良くなってきたら、「○○なときも送っていい?」などと聞くことで、自然にやり取りが増やせるかもしれませんよ。
デートの場所は適切なお店を選ぶ
婚活パーティーで出会った人とのデートなら、より早く「恋人同士」を意識できるデートにしたいと考えてしまいがちですが、ここも焦りは禁物です。まだまだ知らないことがたくさんあるふたり。まずは、「お互いのことを知る」のがクリアすべきミッションになります。その点で言えば、ランチやカフェなどで、のんびり1~2時間会話を楽しむというのがベター。
いきなりオシャレな店やディナー、恋人の雰囲気たっぷりのスポットなどは避けたほうがいいでしょう。特に、お酒などが入ると、冷静に相手を見極めたり、状況を判断ができなくなったりする恐れがあります。夜のデートや、バーや居酒屋などは、もう少し信頼関係を築いてからにしてください。
その後のデート当日のポイント
婚活パーティー後、無事デートが実現!自分の魅力をたっぷり伝え、相手のことをもっと知って、ふたりの距離をグッと縮めたいところです。ただし、意気込みすぎたり、欲張りすぎたりするのはNG。ふたりの初デートにおいて大切なポイントをチェックしておいてください。
デートの時間は長すぎないこと
おいしい料理を作るのにも、「適切な時間」が欠かせません。相手の男性と仲良くなるための初デートも、「適切な時間」があります。ふたりでいるときの雰囲気が良く、相手の反応も良いと、ついついデートの時間が長くなりがちですが、まだまだふたりは出会ったばかり。相手の男性も気を遣っているでしょうから、長時間のデートは疲れさせてしまいます。
初デートや序盤のデートは、1~2時間が目安です。「もう少し一緒にいたいな……」と思うくらいで切り上げるのがおすすめ。そうすることで、「また早く会いたい」という気持ちを高める効果も狙えます。また、早めに切り上げることで、帰宅後にぐったりする、ということもなく、会うこと自体に爽やかな印象を持ってもらうこともできるでしょう。
会話はメッセージで話題になったことから
デートをする目的は、相手のことを知り、自分のことを知ってもらい、相互理解を深めていくことです。とはいえ、あまり根掘り葉掘り質問を投げすぎると、相手の男性もプレッシャーを感じてしまうでしょう。最初のうちは、メッセージ交換をするうちに、自然と話題になった内容でOK。
初デートは、「何でも気軽に話せる人(ふたり)」という印象を持ってもらうことが大切です。趣味や仕事、得意なことなど、相手についての具体的な情報は、その印象をもってもらってからでも遅くはありません。肩に力を入れない自然な会話でOKだと感じてもらえれば、飾らない相手の姿も見えやすくなってきますよ。
デートでやってはいけないNG行動
基本的に特別なことはせず、自然にリラックスした会話を楽しめばいいのですが、やってはいけないNG行為もあります。たとえば、相手のことを知りたいがための質問攻めは、相手にプレッシャーを与えてしまうためNG。データ収集をしているわけではありません。あくまでも、相互理解が本分です。交換する情報量のバランスは意外と大切。
また、相手の男性ばかり見過ぎて、デート中周りの人のことが見えなくなってしまわないように注意しましょう。たとえば、お年寄りや小さな子どもなど、少し気遣いが必要な人がいたら、そっと道を空けてあげたり、譲ってあげたりする余裕があれば、好感度はアップします。魅力アピールに必死になって、店員さんへの気遣いがおろそかになったり、自己中になったりしてしまわないよう要注意です。
正式交際するためのコツ
婚活パーティー後のデートを経て、目指すは正式交際!そのためには、するかされるかはわかりませんが、「告白」が必要です。告白が必要ないという考え方もありますが、婚活パーティーで出会ったなら、ふたりの関係はハッキリとさせておきましょう。
婚活パーティーで出会ったふたりであるため、ある程度「結婚」の意識はあるはずです。積極的なアプローチをしつつ、相手をじっくり観察して、告白のタイミングを計りましょう。あまりダラダラどっちつかずの関係性を続けるのは得策ではありません。3回目のデートあたりを告白する目安にして、相手に引かれた理由とこれからどんな関係を築いていたいのかをハッキリ伝えましょう。
長続きしない理由
もし、長続きしないことが多いなら、コミュニケーションの方法を見直してみる必要があるかもしれません。たとえば、カップル成立で安心してしまい、あまり積極的な連絡をしないかったり、逆に連絡をしすぎたりはありませんか?
意外と男性も女性側の真剣さを見ていますので、「とりあえず」ではなく、「あなたと仲良くなりたい」という気持ちを、距離感を見ながらアピールしていきましょう。
まとめ:ポイントを押さえて理想の結婚を目指そう
恋も結婚も、ふたりの気持ちが重なり合うときに実現するもの。好きな気持ちを押し付けるようなコミュニケーションや、相手におまかせの態度にならないよう注意しましょう。婚活パーティー中の会話やその後のメッセージ交換。当日・近日中の初デートでも、相手のことを考えた対応を心がけてください。
距離感や会話の仕方を間違わなければ、自然にお互いのことを知っていけるでしょう。第一印象は意外と正確なので、惹かれ合ったふたりなら、正式交際や結婚できる可能性も低くはないはずです。シチュエーションごとのポイントをしっかり押さえて、理想の結婚相手を見つけてみましょう。